フクシア
フクシアの原産地は中米、南米などで、約100種自生しております。
ヨーロッパやアメリカなどでは盛んに栽培され、ハンギングやコンテナ、スタンダードに仕立てて、花壇によく植栽されています。一般に暑さ(25℃以上)に弱いものが多いですが、耐暑性のあるものもあります。
フクシアほとんどは長日性でよく開花し、日が長いと次々花をつけます。しかし、F.triphyllaは中日性で、日の長さに関係なく開花する性質をもっています。その子孫も親の形質を引継ぐため交雑種も中日性となり、日の短い季節でも温度さえあれば開花してきます。
フクシア ハイブリッド F×hybrida magellanica ,fulgens を中心に交雑されて作られた園芸品種群をF×hybrida、としています。
育て方
●置き場所基本的に温度が25℃以上になると弱ってきますので、夏に涼しい北海道向きの植物といえます。北海道でも、夏は気温25℃以上になる場合は半日陰で管理し、気温が25℃以上ならない時期は出来るだけ日光にあててやります。
●水やり
フクシアの根は毛根なので、乾かしすぎると傷みます。痛んだ根はその後の水やりで傷みやすく、水のやりすぎで腐ったと思われがちです。やりすぎに注意して、鉢の表面が乾いてから十分に与えてください。
●用土
土は水もちと水はけをよくする必要があります。市販の培養土にピートモス、火山れき、バーミキュライトなどを加えると良いでしょう。
●肥料
フクシアは 葉を生長させながら 花を次々と開花させていく為わりと多めの肥料を必要としますので、生育してる間は液肥を2,000~3,000倍に薄め、水を与える時に 水と液肥を混ぜて与える方が良いでしょう。
●病害虫
病害虫は、コナジラミ類がよく発生するので、早めに定期的に、防除して下さい(粘着くん液剤など)。 又、黄色の虫取り紙ようなものを置いておくとよく取れ、効果があります。
●増殖
増殖はさし木で、春に充実した枝を長さ6~10cmに切りとります。切り口を鋭い刃物で切り、火山レキやバーミキュライト等の用土に挿します。温度を20℃前後に保ち、半日陰で管理してやれば、わりと簡単に増やせます。
主な仕立て方
スタンダード : 主枝を長さ(40~100cm程度が良い)になるまで、 側枝は早めに取り除きます。
長さに達したら 2~3回、ピンチ(摘心)を行い、頭部をつくります。
(生長の早い品種が良い。)
株仕立 : 2節目で摘心し、以後この摘心を繰り返し、株を作ります。
(下垂性以外の品種ならどれでも可能)
ハンギング 下垂系の品種が適します。2節目で摘心し、もう2節目で2回目を行い、あとは伸ばします。
外で越冬できる 耐寒性フクシア
ハーディ フクシア Winter Hardy Fuchsia
分類 アカバナ科 フクシア属
原産地 メキシコ~南アメリカ ニュージーランド~オーストラリア南部 西インド諸島
園芸分類 落葉性の低木 亜低木
Fuchsia L 園芸品種は Fuchsia × hybrida
垂れ下がって咲く花の形から Lady’s Eardorps(淑女の耳飾り)とも呼ばれ、数多くの園芸品種が作出されています。豊富な色・形があるため欧米では絶大な人気があり、日本でも ハンギングやコンテナに植えられ、窓辺やベランダによく飾られています。
そのフクシアの園芸品種はアンデスの高地に自生している F.magellanica などを交雑されて作出されており、北海道の屋外で越冬できる種類があるのをご存知ない方も多いのではないでしょうか?
もちろん本州でも越冬できますが、暑さが苦手なフクシアは梅雨時期以降の夏越しができずに、ひどく傷んでしまう事が多いようです。
夏冷涼な道内では夏越しの問題がなく、越冬できる種類ならば露地植えができる最適な場所です。
5月末から萌芽し始め、早い種類で7月中旬から花を咲かせます。霜が降りる10月下~11月初頃まで咲き続けるので、花の少ない夏~晩秋にかけて、花壇を彩ります。
また、花だけでなく黄葉・斑入葉をもつ種類もあり カラーリーフとしても利用価値があります。
ハーディ フクシアの育て方(札幌基準)
(1)植えつけは日当たり・水はけが良い場所で、風(特に早春の北風)に弱いため生垣等の近くで風から防げる所ならベスト。(2)秋までに十分に根を張らせる為に堆肥などを入れて耕して、5~6月中旬までに苗を植える。
その際 株元を凍害から守るため、地際より15cm程度下に深植えする。
(3)11月上旬頃(根雪がくる前)に、腐葉土などで株元を20cm程度の厚さで覆う(コンポストマルチ)。
(4)春、地上部の枝は枯れているが地際から萌芽してくるのは5月下~6月初なので、芽が出てきたのを確認してから枯れた枝を剪定する方が良い。
(5) 肥料は、6月頃に緩効性(かんこうせい)のものを施し、後は生育を見ながら液肥などを施す程度で良い。



